マーケティングの市場分析の手法として前回3Cを取り上げました。
市場分析は非常に重要です。
市場を正確に捉えていないと、その後のマーケティングの施策が的外れなものになってしまいます。
私は、ここでマーケティングを「集客」と定義しています。
集客のための一切がマーケティングであり、「マーケティング」の次の段階が「クロージング」となります。
異論もあることと思いますが、ここではそう定義をしてお話しを続けさせていただきします。
福祉分野での起業・新規事業であっても、起業であり新規事業としての基本をおろそかにはできません。
具体的なマーケティング施策を実行できないような事業を選択するわけにはいきません。
事業は、お客に商品やサービスを購入してもらい、お金を払ってもらわなければなりません。
商品やサービスがお金を払うだけの価値を持つことは当然ですが、その価値を持つ商品・サービスに関心を寄せ、購入を検討してくれる人を集めなければなりません。
マーケティングの施策が有効に打てる見込みを持ち事業に参入することは、起業だけでなく新規事業ネタを検証する際に重要なことです。
商品やサービスそのものの魅力に取りつかれてしまい、起業すると、誰も欲しないものを売ることになってしまします。商品やサービスがいくら魅力的でも、新規事業ネタとして適切でないものはいくらでもあります。
次回は、そのあたりを、もう少し具体的にお話ししましょう。