ここまでSTPのセグメントとターゲティングについてお話をしてきましたが、このSegmentationとTagetingは、Positioningのために行うと言っても過言ではありません。
マーケティングにおける最重要の課題は、ポジショニング(Positioning)だと言われる方がいます。
私も、Positioningが最も難しく、かつ最も重要であると考えています。
ポジショニングについて、最も大きな誤解は、ポジショニングの捉え方にあります。
ポジショニングを、どこに位置取りするかを自ら決めることと思われている方が少なくありませんが、それはポジショニングの入り口にすぎません。
どこに位置取りするかを自分が決めるのでなく、見込み客に認めてもらうことがポジショニングの本質です。
ですから、自分で取りに行くべきポジションを決めただけでは意味がありません。
そのポジションにあなたがいることを見込み客に認めてもらわなければ、完了しないのです。
そして、そのポジショニングがうまくいけば、見込み客は、想起した市場で、あなただけのことを思い出すことになるのです。
それは、つまり…
「うな重を食べたいな」
と思ったときに、初めに思い出される店になるということなのです。
お子さんの発達障がいに悩んでいる保護者の方がいらしたときに、
「放課後デイなら、PLATZがあるよ。」と、地域の方におっしゃっていただける施設になるということなのです。
これが、STPのゴールです。