事業会社が新規事業の検討をする場合、リスクの側面から考えておかなければならないポイントがあります。
1.必要となる資金
2.営業の難しさ
3.債権回収
いずれも、事業を営む上で、致命的なリスクにつながる可能性があるものです。
だからこそ、多くの中小企業では、これらは経営者の関与が大きい経営課題です。
新しい事業のための資金の捻出
大口の顧客の獲得
債権(売り上げ)の回収が滞った場合の対処
いずれも、経営者自らが対応することを余儀なくされます。
なぜなら、対処を誤れば、経営に致命的なダメージを与えかねないからです。
しかし、事業会社が新規事業として手掛けた事業において、これらのリスクが表面化した場合、それは単に新規事業の問題にとどまりません。
経営者自らが対処することを余儀なくされるわけですから、
本業の経営者として為すべき対応が滞ることを意味するからです。
経営者の基本的な仕事は、例外対応です。
例外的に発生する事案に対して、どのように対処するかを意思決定することです。
新規事業に手を取られていたのでは、
本業の経営者として行うべき業務がおろそかになります。
新規事業の難しさはここにあります。
私たちが、放課後等デイサービスを新規事業として推奨する理由は、経営者が直面するはずの、これらのクリティカルな経営課題への対処がかなり容易であるためです。
次回、その点についてお話しすることで、「新規事業としての放課後等デイサービス」として、お伝えしてきたことを、一旦、まとめることにいたします。
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また、放課後等デイサービス事業の開業にご関心のある方は、「放課後等デイサービス開業支援 資料請求」からご連絡ください。