開業・起業支援の意味するものについて、もう少しご説明します。
すでに1店舗を軌道に乗せられた事業者さんからのご要望で、責任者の採用や出店候補地域の選定、施設となる物件の選定やレイアウトと児童デイとして提供するサービスの設定をサポートすることは少なくありません。
一方、開業・起業”後”にお手伝いを必要とされるケースは多くありません(泣)
他の事業であれば、開業後の集客やオペレーションに支援の重点が置かれるべきでしょう。
そのために、FCとして共通のブランドを用い、サービスをパッケージ化して、サービスのクオリティを保証することが重要になるのです。
顧客は、ある期待値と信頼をそのFCの看板に抱くのです。
同じ看板を掲げる各店のサービスにばらつきがあっては、FC本部の本来的な役割を果たすことも難しくなります。
しかしながら、現状、放課後等デイサービスの場合、地域により市場の環境も大きく異なります。
同じ市内でも、状況が大きく異なるというようなことが起きています。
物件の制約で、提供したいサービスを提供できない場合も、逆に物件(施設)の状況によって提供するサービスを付加することを検討することもできます。
責任者やスタッフの習熟度によって、提供するサービスの内容を検討しなければならないことも起きてきます。
それを的確に判断できる経験と情報が必要なのです。
開業そのものは、時間はかかるかもしれませんが、決して難しくありません。
そして、現状は、開業したのに廃業したという施設は支援先では存在しませんし、私どもが聞いたことはありません。
しかしながら、将来的に事業所が量的に過多になり選別される時期に差し掛かった時に、生き残るだけでなく発展するためには、どのようなかたちで開業を迎えるかが、非常に重要です。
放課後等デイサービス(児童デイサービス)で起業あるいは新規事業として開業をご検討されるなら、その開業時を大切にされるべきです。