事業として放課後等デイサービス(児童デイサービス)を考えた時に、欠点というようなものはあるでしょうか?
そもそも欠点のない完璧な事業というものがあるのかが疑問ですが。
まず、放課後等デイサービスを事業として考えた時に非常に重要なメリットが2点あります。
1.集客が難しくない
2.売上金の回収が難しくない
集客と売上金の回収は、ビジネスを選択する上で必ず検討しなければならないポイントです。
ビジネスを検討する上で、この2点の克服に目途が立つ事業を、最初から検討しないというのは考えられません。
事業としての放課後等デイサービス・児童デイサービスは、十二分に魅力的なはずです。
しかしながら、放課後等デイサービスにも欠点があります。
ある種の方には受け入れがたい事業上の欠点かもしれません。
それは、一気に大きく稼ぐことが難しいということです。
世の中にはリスクを取ることで、短期間に大きく稼ぐビジネスがあります。
多くの方が失敗し、市場からの退出を余儀なくされる中で、大きな収益を得て、事業の拡大を続ける企業があります。
しかしながら、放課後等デイサービス(児童デイサービス)の場合は、構造的に一気に大きく稼ぐというのは無理です。
これは、事業の構造の問題ですから、工夫の余地はありません。
認可事業で公費を使って行う事業です。
収益性は確保されていますが、福祉の側面も重視されるのです。
これは、事業としての放課後等デイサービスに顕著です。あらかじめ十二分にご理解下さい。
放課後等デイサービスと児童デイサービスは厳密には別のものですが、ここでは同じものを指すものとして記事を書いています。
放課後等デイは24年4月からの概念であるため、児童デイを通称として使われることが多いためです。